またいつもと同じパターン

私の怒りの内容は、私自身に対するものです。
自分にも他人にも厳しく、いつも何かに追われるように動いている、でも実は結局何もできていない、今の自分、さらにはこれまでの自分に対する怒りです。
自分に対する怒りから、夫や子供に対しても必要以上に厳しく接してしまいます。
みんなそれぞれ自分にできるだけのことは自分の立場でやっているのに、それを自分でもわかっているはずなのに直すことができないでいます。
よく家族が去って行ってしまわないものだ、と時々思っては反省しているのですが、そんな行動をいつも繰り返しているように思います。

また自分はよく言えば、しっかりしている人、なんでもきっちりできる人、と思われているようなのですが、自分の得意なことがたまたま細かいことをひたすらやり続けることなのでそう思われているだけなのです。
このことにもっと子供のころに気づいたり、誰かに厳しく指摘してもらい、それを聞き入れる耳が自分に備わっていたら、今の自分はここにこうしてはいなかった、もっと人生変わっていたかもしれないのに、と思います。




自分の得意なこと→それは、誰とも接することなく黙々と一人で作業できる内容のことです。
掃除とか、洗濯とか、家の中の整理整頓とか。誰にも急かされることがないし、誰にも怒られることもないし、評価されることもないからでしょう。
自分の苦手なこと→それは、誰かと一緒に何かをすることなのです。
誰かと一緒だと、たとえ二人でも必ずその二人の間に力関係が発生すると思います。
どちらかがもう一方の考えや行動にしたがわなければならない、とか、そのような状況に必ずなってしまいます。
そしてその物事を自分のペースでは進められなくなって、急がされたり待たされたり、間違いを指摘されて落ち込んだり、言い返せなくて怒りをため込んだり、評価されて舞い上がったり逆に突き落とされたり、ということになります。
だからどんな場面でも極力、誰かと一緒に何かをするのを避けてしまいます。
こんな自分をもう何年続けているのだろう、と思うと、自分自身に対して怒りを感じてしまいます。

若いころはそのことに気づかず、何か物事が起こるたびに、その当時の周囲の人や状況のせいだと思っていました。
でもよくよく考えてみると、すべて自分が同じパターンで行動しているからなのです。
家族の事情で、たびたび引越を繰り返しているけれど、どこへ行っても同じ。
どうやったら自分の殻を破れるのだろう。
そう思っているのにまだ一歩を踏み出せないでいます。